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ブログ 美術館だより

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2024/04/26 (Fri) [PR]
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先日受賞した「次代につなぐやまがた景観賞」の表彰式が11月13日(月)に山形市の山形グランドホテルで行われました。賞状と副賞であるクリスタルの楯が贈られ、その後、受賞者を代表して当館館長が謝辞を述べました。
以下、館長齋藤木草の謝辞の内容です。

 まず、私の所を推薦・応募して下さいました方にお礼申し上げます。そして、選考委員の皆様、山形経済同友会委員の皆様に心からお礼申し上げます。
 お客様が写真を撮られて応募して下さったことは知りませんでしたので、ノミネートされたと聞いて、家族に支えられて私ひとり、これでいいのだろうかと悩み続けた17年でしたので、ノミネートされただけでも大変嬉しいことでした。
 先日(選考委員の視察の日)雨でしたので、お見せすることは出来ませんでしたが、戦後疎開し開墾した父が造った三町歩の庭には、もう今では産出していないという石も含め、沢山の石が配置されています。木も父が1本、1本植えたもので、沼の様な池が5つあり、父は“雑草ではなく野草、命あるもの花咲く限り抜いてはならぬ”…となると、何を抜けばいいか分かりません。
 そんな中に移された享保蔵。東北では貴重な築材の贅沢さ、江戸の職人の仕事など、大変珍しいものなのだそうです。これ以上解体されて欲しくない。文化遺産として考えてゆかねばならないのでは…と無い頭はからめぐりするばかりです。
 それと、残された500枚もの絵も守ってゆかねばなりません。父は精神的な面でも大きなものを残していきました。
 この度、選考して下さいましたお言葉は、私にとって大きな心の支え・励みになりました。ありがとうございました。

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無題
木草さま、こんばんは!
授賞式の様子は昨日のニュースで拝見しました。ほんとうにおめでとうございます。
それから、ひとつよいニュースです。
今日の昼食、芸工大の学食で東北文化研究センターの森先生(舞踏家)とごいっしょしました。
今井美術館を訪問されたと、木草さまのお話をされていましたので、今井先生が芸工大ギャラリーで作品展を希望なさっていたことをお伝えしました。
森先生がこのことを実現させたいと乗り気でしたよ!
きっとうまくいくのではないかと、希望を持っております。
臼田さかえ 2006/11/15(Wed)22:27:07 編集
臼田さかえ様
いつも気に掛けて頂き、ありがとうございます!(ブログのコメントはめったにないので、本当に貴重です!!)
臼田様のメッセージを母に伝えました。
早く母(美術館)の方でもPCが使えるようになると良いのですが、相変わらず(身も心も)東奔西走の日々を送っているようで、芸工大ギャラリーでの個展よりも実現が難しい気がします…。本人は「この冬には絶対習得する!」と宣言していますけれど。
今井美術館(小倉) URL 2006/11/16(Thu)10:49:26 編集
花は花でも
美しいと感じた花であれば、雑草でもと言うのは分かりますが、東京のバス停の足元に咲いていた、ものすごい繁殖力のある外来種の黄色い花を(名前は?)引っこ抜いてまで持って行き、自分の庭に植えたと聞いております。春が怖い、すごく増えていますよ。ふふふ
ついん 2007/02/12(Mon)14:58:32 編集
ついん様
コメントありがとうございます!雑草を東京から持ち帰ったという話は初耳です!!外来種の黄色い花…?黄色の花の雑草は種類が多くて、一体どれがバス停に咲いていたものか分からないですねぇ・・・。機会がありましたら、是非「コレ!」と教えて頂きたいものです。本当に雑草の繁殖力は凄いですよね!春が怖い!でも、この雪の無さはもっと怖いです!!
今井美術館(小倉) URL 2007/02/12(Mon)17:30:06 編集
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今井繁三郎美術収蔵館の管理人
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