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ブログ 美術館だより

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2025/04/23 (Wed) [PR]
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前回の続きです。
全国から寄せられた電話の内容の8割は、「画集や図録がほしい」というものでした。20年近く前に出版した画集1・2集はもう随分前に完売しており、過去に図録は出していないので、その旨をお伝えすると、「絵が載っているものなら、何でもいい!」とおっしゃる方多数。初めは「過去の個展の案内状(はがき)で良ければ、差し上げることが出来ますが」と答えていたのですが、あまりにも多くの方からご要望をいただき、とても対処できる件数ではなくなってきてしまったのです。
そこで、急遽家族会議を開き、この声にどう応えたら良いか話し合うことなりました。
最初に考えたのはA4三つ折サイズ位のパンフレット状のもの。あくまでも無料で配布するつもりでした。しかし、「画集がほしい」という方が、あまりにも簡素なものでは、貰っても嬉しくないのではないかと考え直し、図録まではいかなくとも、もう少しまともなもの=小冊子を作製することに決定。掲載する絵も、番組で紹介されたものを中心に、他の代表作や個展の案内状もいくつか紹介してはどうか。過去に書かれた今井の文も入れてみてはどうか。印刷の質はなるべく良いものを…等々、話し合いは連日深夜まで及びました。
そのようにして出来上がったB5版全14頁の作品集は、結果的には予算上有料となってしまい、当初「無料で差し上げます」とお伝えした方々には、大変申し訳なく、心苦しい思いでした。購入された方の中には、中途半端なものに感じられた方も多かったことでしょう。家族で運営しているため、今の時点ではこれが精一杯だということをご理解いただければと思います。
                          4f28380b.JPG

ずっと画集第3集を想いながら、結局叶わず逝ってしまった今井。その意思を受け継ぐにはもう少し時間がかかりそうです。
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無題
ごぶさたしています、こんにちは!

今井先生の画集があったらと願っている一人です。
生誕100周年記念とか白寿とかの大回顧展の際に、記念画集を企画されてはいかがでしょうか?
そのような展覧会が芸工大でも行われたらすばらしいこと!

会場を複数にして、収蔵館、鶴岡アートフォーラム、山形美術館、芸工大ギャラリーなど、展示する作品を分散させ、展覧会ツアーバスなんかを運行する、という私なりの夢を持っています。個人や団体からの寄付も募って、そんな企画が動き出したらステキですよね!
それくらい、今井先生の作品はすばらしいと感じます。
臼田さかえ URL 2007/02/20(Tue)18:19:14 編集
臼田さかえ様
こんにちは!いつもこの稚拙なブログをご覧下さって、本当にありがとうございます!
おみ足の方はいかがですか?松葉杖生活とサヨナラ出来て良かったですね!!
生誕100周年には何か記念になるような事をやってみたいと漠然と思ってはいましたが、3年後なんて、あっという間にやって来ますね!
臼田さんのおっしゃるような事ができたら、それはもう夢のようですが、誰が指揮をとるかというと…やはり館長の木草母ですよね?これはもう、臼田さんにせっせとお尻を叩いていただかないといけませんねぇ。何せこういう事にはつい及び腰になってしまう一族ですから。
そうそう、母がやっとPCを触り始めました。今のところエクセルで名簿を作るのがやっとという感じです。ワープロに未練を残しつつ、頑張っていますよ!
今井美術館(小倉) URL 2007/02/20(Tue)20:43:39 編集
松葉杖生活続行中
ギプスは取れました。が、いまだ松葉杖生活は続行中です。
自分の足で普通に歩けるようになるのは4月中旬過ぎかと・・
毎週一度、食料買出しに、荷物運びのボランティアをお願いしています。自分で重い荷物を運ぶことはできないので。
骨折箇所は2箇所でした。結構大きな怪我だったと、転院先のドクターが説明してくれました。最初救急車で運ばれた病院で見落とされていたみたいです。
臼田さかえ URL 2007/02/20(Tue)21:05:13 編集
再び臼田様
そうでしたか。松葉杖生活は続いていらっしゃるのですね。日常生活の様々な場面で、不便な思いをされているご様子、想像できます。子供の頃はそんな事を考えもしなかったので、とても松葉杖に憧れたものです。
アクリル絵具を塗りつけたという靴カバー、是非拝見したいのですが…!!
今井美術館(小倉) URL 2007/02/21(Wed)14:49:29 編集
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今井繁三郎美術収蔵館の管理人
美術収蔵館の周辺での出来事などをお便りしていきます。
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